「abroad」と「overseas」という単語ですが、どちらとも「海外」を表す言葉として使われます。
しかし、この二つの単語にはニュアンスの違いがあります。
この記事では、「abroad」と「overseas」の違いを説明していきます。
2つの単語の違い
「abroad」と「overseas」の違いを簡単に説明すると、「abroad」は外国全般を意味し、「overseas」は海の向こうにある国への意味合いが強い単語です。
では、一つずつ詳しく説明していきます。
abroad
この単語は自国以外の国、すなわち外国を指します。この単語は、国の境界を越えて別の国へ行くという概念に焦点を当てています。
たとえば、アメリカ人が日本に旅行や仕事で行くとき、彼は「abroad」に行っていると言えます。この単語は特定の地理的な方向性を持たないため、陸地経由での移動も含まれます。
overseas
一方で、文字通り「海の向こう」という意味を持ち、しばしば海を隔てた国や地域を指す際に使用されます。
この単語は、海を越えて別の場所への移動や関連性を強調するために使われることが多いです。
したがって、特に島国や海洋国家の人々が、海を隔てて他の国へ行く場合に「overseas」を使用することが一般的です。
例文
abroad
She has been studying abroad for two years. 彼女は2年間、海外で勉強しています。
Many people dream of living abroad. 多くの人々は海外での生活を夢見ています。
We met several friends while we were abroad. 私たちは海外にいる間に、いくつかの友人たちと出会いました。
overseas
Our company is planning to expand its business overseas. 当社はビジネスを海外に拡大する計画をしています。
He received an overseas assignment from his employer. 彼は雇用者から海外の任務を受け取りました。
There are many challenges in setting up an overseas branch. 海外支店を設立する際には多くの課題があります。
まとめ
いかがでしたか?「abroad」と「overseas」は似た意味を持っているため違いや使い分けを理解するのは難しいかと思います。
この記事で多少なりでも二つの単語の違いや使い分けを伝えられていたら嬉しいです。