「right」と「correct」の違いとは？ – 「正しい」を意味する単語

「right」と「correct」という単語ですが、どちらとも「正しい」という意味を持つ形容詞として使われます。
しかし、この二つの単語にはニュアンスの違いがあります。

この記事では、「right」と「correct」のニュアンスの違いと使い方を説明していきます。

２つの単語の違い

簡単に違いを説明すると、まず「right」は道徳的な正しさや適切さを表すのに対し、「correct」事実や正確さを強調したい時に使われます。

一つずつより詳しく見ていきましょう。

「right」は、道徳的、倫理的な観点から物事が正しいとされる状況を表します。
これは、個人の価値観や社会的な規範に基づいて、何かが適切または公正であると判断される際に使用されます。
「right」はしばしば主観的な要素を含むことがあり、人によってその解釈が異なることがあります。

例えば、「It is right to help others」（他者を助けることは正しい）という文では、助けることが道徳的に正しいという価値観を表しています。

「correct」は、事実や論理に基づいて何かが正しいことを表す際に使用されます。これは、正確性、真実性、正確な情報に基づく判断や発言を示す際に使われることが多いです。
「correct」は客観的な事実に基づくため、人の意見や価値観に左右されにくいと言えます。

例えば、「2 + 2 is correct」（2 + 2 は正しい）という文では、数学的な事実に基づいた正確な情報を提供しています。

It is not right to steal from others.
他人から盗むことは正しいことではありません。

Make sure to do the right thing, even when no one is watching.
誰も見ていないときでも、正しいことをしなさい。

I'm not sure if this is the right way to solve this problem, but let's try.
この問題を解決する正しい方法かどうかはわかりませんが、試してみましょう。

Your answer is correct.
あなたの答えは正しいです。

Please ensure all your details are correct before submitting.
提出する前に、すべての詳細が正しいことを確認してください。

The teacher will correct the exams to see which answers are correct.
教師は試験を採点して、どの答えが正しいかを確認します。

いかがでしたか？「right」と「correct」は少し似た意味を持っているため違いや使い分けを理解するのは難しいかと思います。この記事で多少なりでも二つの単語の違いや使い分けを伝えられていたら嬉しいです。