「cold」と「chilly」は、どちらとも「寒い」という意味を持つ英単語です。
しかし、この二つの単語にはニュアンスの違いがあります。
この記事では、「cold」と「chilly」の違いを説明していきます。
2つの単語の違い
「cold」は比較的強い寒さを指し、温度がかなり低い状態を表します。一方で、「chilly」は「cold」よりも軽い寒さを示し、少し肌寒いと感じる程度を指します。
温度の際によって使い分けることはお伝えできましたが、具体的にどのくらいの温度でどちらが使われるのでしょうか。一つずつより詳しく見ていきましょう。
cold
上記でも説明したように、「cold」という単語は比較的強い寒さを指し、温度がかなり低い状態、つまり一般的には氷点下やそれに近い低温を示す場合に使われることが多いです。
たとえば、冬の凍結するような日や雪が降っている時などに「It’s cold outside.(外は寒いです。)」と表現することができます。
chilly
一方、「chilly」という単語は、「cold」よりも軽い寒さを示し、少し肌寒いと感じる程度の温度の時に使われます。
この言葉は氷点下ではなく、たとえば秋の初めや春の終わりなど、ジャケットやセーターが必要な涼しい日に相応しい表現です。
気温が10°C前後やそれより少し低い時に「It’s a bit chilly today.(今日は少し肌寒いですね。)」と使うことが適しているでしょう。
例文
cold
When I woke up this morning, the room was so cold I could see my breath. 今朝起きたとき、部屋はとても寒くて、白い息が見えました。
The cold wind cut through my coat like a knife. 冷たい風がナイフのように私のコートを切り裂きました。
Make sure to wear a heavy jacket; it's going to be very cold tonight. 厚手のジャケットを着るようにしてください。今夜はとても寒くなるでしょう。
chilly
The autumn evening was chilly, perfect for a bonfire. 秋の夕方は肌寒く、たき火には最適でした。
You might want to bring a sweater; it gets a bit chilly in the conference room. セーターを持っていったほうがいいですよ。会議室は少し肌寒くなりますから。
Despite the sun being out, there was a chilly breeze that made me shiver. 太陽は出ていましたが、身震いさせるほどの肌寒い風が吹いていました。
まとめ
いかがでしたか?「cold」と「chilly」は少し似た意味を持っているため違いや使い分けを理解するのは難しいかと思います。この記事で多少なりでも二つの単語の違いや使い分けを伝えられていたら嬉しいです。