「beauty」と「beautiful」という単語はどちらとも「綺麗」を意味する言葉として使われますが、何が違うのでしょうか?
今回は、「beauty」と「beautiful」の違いを説明していきます。
2つの単語の違い
まず簡単に違いを説明します。
「beauty」と「beautiful」の違いは、品詞と使われ方にあります。
「beauty」は名詞で、「美しさ」や「美人」を意味します。
一方、「beautiful」は形容詞で、何かが「美しい」と表現する時に使います。
この説明だけではいまいち両者の違いや使い方がピンとこないと言う方も多いと思います。
なので、一つずつ詳しく説明します。
beauty
まず、「beauty」という言葉は、名詞で「美しさ」そのものや、美しい人や物を指す言葉です。
「名詞って?」と疑問を抱く人もいるかと思います。
「名詞」とは、物や人、場所、感情など、何かを指す言葉です。
例えば、「犬」、「学校」、「喜び」など、名前をつけて呼べるもの全てが名詞になります。
つまり、名詞はこれは「ものの名前」として使います。
例えば、「自然の美しさ」や「彼女は美人だ」のように使用されます。
beautiful
一方、「beautiful」は形容詞で、「美しい」と感じるものや人について話す時に使う形容詞です。
これは「そのモノがどんなモノか」を表す言葉で、物や人の特徴を説明します。
例えば、「美しい花」や「美しい絵」を見た時、「この花は綺麗だね」や「この絵は綺麗だね」と言います。
要するに、「beauty」は美の具体的な存在や概念を指し示す名詞であり、「beautiful」は何かが美しいという品質を形容する形容詞です。
両者は互いに関連していますが、使われ方に違いがあります。
「She is a beauty」と「She is beautiful」の違いは?
「She is a beauty」では、「beauty」を使っています。
これは、「彼女は美しさそのものだ」とか「彼女は美人だ」という意味になります。
ここでの「beauty」は名詞なので、彼女が美しさを体現しているかのように言っており「美しさ」というものや「美人」としての彼女を指しています。
一方で、「She is beautiful」では、「beautiful」を使っていて、「彼女は美しい」と言っています。
ここでの「beautiful」は形容詞で、彼女の見た目や内面など、彼女の美しさの質を表現しています。
彼女を直接的に「美しい」と感じ、表している表現となります。
例文
「beauty」を使った例文
The beauty of the sunset was breathtaking. 夕日の美しさは息をのむほどだった。
She won the award for her beauty and talent. 彼女はその美しさと才能で賞を勝ち取った。
The beauty of nature is often inspiring. 自然の美しさはしばしば人を鼓舞する。
「beautiful」を使った例文
She looked beautiful in her new dress. 彼女は新しいドレスを着て美しかった。
This painting is absolutely beautiful. この絵は絶対に美しい。
They have a beautiful garden at their house. 彼らの家には美しい庭がある。
まとめ
いかがでしたか?「beauty」と「beautiful」は混乱しやすい単語です。
その為、違いや使い分けを理解するのが少しややこしいかと思います。この記事で多少なりでも二つの単語の違いや使い分けを伝えられていたら嬉しいです。