「save」と「store」の違いと使い分け – 「保存する」を意味する英語

「save」と「store」の違いと使い分け – 「保存する」を意味する英語 動詞
「save」と「store」の違いと使い分け – 「保存する」を意味する英語

「save」と「store」という単語はどちらとも「保存する」を意味する言葉として使われますが、何が違うのでしょうか?
今回は、「save」と「store」の違いを説明していきます。

2つの単語の違い

まず簡単に違いを説明します。

「save」は、「保存する」という意味では、主にデータや情報を安全に記録し、後で再利用可能にする点に焦点を当てています。

ちなみに、「save」が物理的な物に使用される場合は、「節約する」「救う」などの意味合いとして使われます。

一方で、「store」は一般的に物やデータを配置して保持することに重点を置いています。

この説明だけではいまいち両者の違いや使い方がピンとこないと思います。
なので、一つずつ詳しく説明します。

save

「save」は、データや情報を安全に記録して後で再利用可能にすることに焦点を当てています。

コンピューター上でファイルを「save」する、大切な情報を「save」するなど、データの損失を防ぎ、必要なときに再びアクセスできるようにする行為を意味します。

また、「save」は、物理的なものに対しては「節約する」「救う」という意味で使われることもあります。

「save money」で節約すると言う意味になったり、時間の場合は「save time」で時間の節約を表現できます。
他にも、誰かの命を救う際にも「save」が使用されます。

store

一方で、「store」は物理的なものやデジタルデータを配置して保持することに重点を置き、特に長期間にわたってそれらを整理し保管する場合に使われます。

たとえば、データをクラウドストレージに「store」する、商品を倉庫に「store」するなど、保管のために特定の場所に置く行為を指します。

この場合、将来的に利用するためのアクセスや整理が容易になるように、システマティックに管理されることが暗示されています。

例文を元にして違いを理解しよう

例文を使ってもっと具体的に説明していきます。

「save」を使った例文

Please save the game before turning off.
ゲームを終了する前に保存してください。

この文では、「save」はデータや進行状況を保護し、後で同じ状態から再開できるようにすることを意味します。

コンピューターやゲームにおいて、作業中の内容やゲームの進行状況を失わないようにメモリに記録する行為を指します。

一方で、この文に「store」を使用するとどうなるでしょう。

「store」を使った例文

Please store the game before turning off.
ゲームを終了する前に保管してください。

上記でも説明したように、「store」は物理的またはデジタルの場所に物を置く、あるいは長期間保持することを意味します。

なので、この文脈は少し不自然です。

なぜなら「store」は通常、データを一時的に保管するよりも、長期間の保存や整理のニュアンスを持っているからです。

例文

「save」を使った例文

Please save the game before turning off.
消す前にゲームを保存してください。
I save my drawings in a folder.
私は私の絵をフォルダーに保存しています。
He saves his favorite songs on his tablet.
彼はお気に入りの歌をタブレットに保存しています。

「store」を使った例文

I store my photos on my phone.
私は写真を携帯電話に保存しています。
Mom stores recipes on her laptop.
母は彼女のレシピをノートパソコンに保存しています。
We store the books in the library.
私たちは図書館に本を保管しています。

まとめ

いかがでしたか?「save」と「store」は混乱しやすい単語です。
その為、違いや使い分けを理解するのが少しややこしいかと思います。この記事で多少なりでも二つの単語の違いや使い分けを伝えられていたら嬉しいです。

動詞
yuki

英語好きの英語探求者です。
英単語の違いを探究していきます。
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