「during」と「while」という単語ですが、どちらとも「〜の間に」を表す言葉として使われることがあります。
しかし、この二つの単語にはニュアンスの違いがあります。
今回は、「during」と「while」の違いを説明していきます。
2つの単語の違い
大まかな違いは3つあるので、まずはその違いを簡単に説明します。
品詞の違い
まず品詞は、「during」は前置詞で「while」は接続詞です。
文法的な違い
次に文法的な違いですが、「during」は「during + 名詞」の形で使われます。
一方で「while」は「while + 動作」の形で使われます。
用途の違い
最後に用途の違いですが、「during」は特定の期間や出来事を指します。
一方で「while」はある動作や状態が続いている間を指します。
それぞれをもっと詳しく意味や使い方をみていきましょう。
during
「during」は、特定の期間や出来事の間に何かが起こることを表す為に使われます。
そして「during」は必ず名詞と共に使用されます。
具体的な例を挙げて説明します。
I read a book during the flight.
飛行機のフライト中に本を読みました。
例文では「フライト」という出来事の間のことを説明しています。
そして例文のように「during」の後には必ず名詞がきます。
while
一方で「while」は、「動作」が重要です。
つまり「while」は特定の動作や状態が続いている間を表すことができます。
具体的な使い方についてですが「while」の使い方は2つあります。
一つは「while + 主語 + 動詞」の形で使われ、
もう一つは「while + 進行形の動詞」の形で使用されます。
例えば
I read a book while I was waiting for the bus.
バスを待っている間に本を読みました。
これは「while + 主語 + 動詞」の用法です。
次に「while + 進行形の動詞」の場合は下記のように使います。
She sang a song while cooking dinner.
夕食を作っている間に歌を歌いました。
この二つの使い方には少しだけ違いがあります。
「while + 主語 + 動詞」で表現した場合には、完了形や過去形など、様々な動詞の形で使うことができます。
一方で、「while + 進行形の動詞」は完了形や過去形などの形では使えません。
例文
during
It rained heavily during the night.
夜の間に激しく雨が降りました。
She felt sleepy during the movie.
映画の間に眠くなりました。
We visited many places during our vacation.
休暇中にたくさんの場所を訪れました。
while
I did my homework while listening to music.
音楽を聴きながら宿題をしました。
I played games while my brother was studying.
兄が勉強している間に私はゲームをしました。
He fell asleep while reading a book.
彼は本を読んでいる間に眠ってしまいました。