「ill」と「sick」の違いと使い分け – 「病気」を意味する英語を徹底解説!

「ill」と「sick」の違いと使い分け – 「病気」を意味する英語を徹底解説! 形容詞
「ill」と「sick」の違いと使い分け – 「病気」を意味する英語を徹底解説!

「ill」と「sick」という単語ですが、どちらとも「病気」を表す言葉として使われることがあります。

しかし、この二つの単語にはニュアンスの違いがあります。
今回は、「ill」と「sick」の違いを説明していきます。

2つの単語の違い

まずは単語の違いを簡単に説明します。

まず、「ill」はイギリス英語で一般的に使われる言葉で、少し硬い表現の単語です。

一方、「sick」はアメリカ英語でよく使われる言葉で、病気を表す少しカジュアルで柔軟性のある表現です。

それぞれをもっと詳しく意味や使い方をみていきましょう。

ill

「ill」はイギリス英語で一般的に使われる言葉で、「体調が悪い」や「病気である」という広範な意味を持ちます。

例えば、「She is ill.」というと、彼女が病気であることを意味し、具体的な症状を特に限定せずに全般的な病気や体調不良を指します。

また、「ill」はより深刻な病気長期にわたる体調不良を示す場合が多く、慢性病や入院が必要な病気を示すこともあります。

さらに、「ill」はフォーマルな場面でも使われやすく、正式な文書やニュース記事などでも見られます。

例えば、

The Prime Minister is ill and will not attend the meeting.
首相は病気のため会議に出席しません。

というように使われます。

sick

一方、「sick」はアメリカ英語でよく使われる言葉で、特に「気分が悪い」や「吐き気がする」という状態を強調することが多いです。

例えば、「I feel sick.」というと、体調が悪くて気分が悪い、特に吐き気があるような状態を示します。

「sick」は「ill」に比べるとカジュアルな表現で、かつ比較的軽度の体調不良や一時的な症状を示すことが多く、風邪や食中毒など、短期間で回復することが期待される病気に使われることがよくあります。

例えば、

I feel sick after eating that.
あれを食べた後、気分が悪いです

という表現があります。

その他にも感情や状況を表現するために比喩的に使われることもあります。
例えば、

I'm sick of this weather.
この天気にはうんざりです。

というように使われます。

例文

ill

She felt ill and decided to stay home from school.
彼女は具合が悪くて学校を休むことにしました。
The medicine made him feel better when he was ill.
その薬は彼が病気のときに気分を良くしてくれました。
If you feel ill, you should see a doctor.
具合が悪いなら、お医者さんに診てもらうべきです。

sick

He got sick after eating too much candy.
彼はキャンディを食べ過ぎて病気になりました。
She called in sick because she had a fever.
彼女は熱があったので病気で休むと連絡しました。
The nurse took care of the sick children.
看護師は病気の子供たちの世話をしました。
形容詞
yuki

英語好きの英語探求者です。
英単語の違いを探究していきます。
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