「crucial」と「important」という単語ですが、どちらとも「大切」を意味する言葉として使われることがあります。
しかし、この二つの単語にはニュアンスの違いがあります。
今回は、「crucial」と「important」の違いを説明していきます。
2つの単語の違い
まずは単語の違いを簡単に説明します。
「crucial」絶対に欠かせない、すごく大事なこと。
一方で「important」は大事なことだけど、少し余裕がある感じ。
それぞれをもっと詳しく意味や使い方を説明していきます。
crucial
「crucial」は、物事がうまくいくかどうか、成功するかどうかがこれにかかっているというように、非常に重要であることを示す言葉です。
これは、結果に直接影響を与えるため、失敗やミスが許されないような場面で使われます。
たとえば、試験の最終問題が「crucial」である場合、その問題を解けるかどうかが全体の成績に大きな影響を及ぼすという意味です。要するに、これが決定的な要因となる場面です。
important
一方で、「important」は重要であり、気にかけるべきことを指しますが、決定的な要因というほどではありません。
これを無視すると問題が発生する可能性がありますが、「crucial」ほどの切迫感や重圧はありません
例えば、宿題をやることは「important」であり、成績や理解に影響を与えますが、一つの宿題が全体の結果を決定するわけではありません。
つまり、「crucial」は結果に直接影響するような極めて重要なものであり、「important」は重要であるものの、全てがそれにかかっているわけではないという違いがあります。
例文
crucial
The meeting tomorrow is crucial for deciding our company's future.
明日の会議は、会社の将来を決めるために極めて重要です。
It's crucial that we arrive at the airport two hours before our flight.
フライトの2時間前に空港に到着することが極めて重要です。
Choosing the right treatment is crucial for the patient's recovery.
正しい治療法を選ぶことが患者の回復に極めて重要です。
important
It's important to get enough sleep every night.
毎晩十分な睡眠をとることが大切です。
Learning a second language is important for your future.
第二言語を学ぶことは将来にとって大切です。
It's important to save money for emergencies.
緊急事態に備えてお金を貯めることが大切です。